VR用揺動装置 Lumbus

球面体を転がすことによって,起き上がりこぼしのように少ない力で積載物を揺動可能なこれまでにない新しいタイプのVR用揺動装置を提供致します(モーションベース,日本国特許第6788303号,国際特許出願中)。

従来よりも半分の力で倍の力を呈示

球面体を用いた従来法では筐体の回転中心にその場で回転揺動しますが,本手法は転がり運動によって筐体が転がり揺動します。並進や回転運動を感知するのは人間の耳部分ですので,回転中心から耳までの距離が大きくなるほど感じる力も大きくなります。同じ角度で揺動させる場合でも,従来法のようにその場で回転させるよりも提案法のように転がり運動させた方が並進運動と回転運動の大きな揺動が生じ,その分トルクも大きくなりますので,従来法よりも半分程度の少ない力で倍程度の大きな力を呈示することができます。

また,回転運動だけに比べてより前庭感覚や体性感覚が刺激されますので,映像と組み合わせることにより,2軸だけでもピッチ(前後回転)/サージ(前後並進)/微小ヒーブ(上下並進),ロール(左右回転)/スウェイ(左右並進)/ヨー(遠心)といった幅広い表現が可能となります。

伸縮駆動による高精度な揺動性能

本装置は可動ベース(座席部分)および設置ベース(土台)を2本の電動シリンダで連結し,シリンダの協調伸縮によってピッチおよびロール方向への転がり運動による揺動を実現しています。伸縮駆動部が座席とともに転がり運動し,駆動部先端が土台部分に回転可能に結合されることにより,多少のすべりや遊びが生じますが高精度な揺動を実現することができます(誤差1度以内)。

本格シートの取付に対応

基本セットにはPlayseat SeatsliderおよびSTRASSEシートレールを取り付け可能なプレートが付属しています。ドライビングシミュレータやフライトシミュレータ向けの筐体は近日対応予定です。

揺動制御ソフトウェアと開発キット

Lumbus制御用の常駐ソフトウェア(for Windows10)において指定アドレス・指定ポートを設定しておき,シミュレータ側からUDPでピッチ・ロール値を送信するだけで揺動制御可能です。また,ピッチ・ロール・ヨー・サージ・スウェイ・ヒーブの6軸成分をピッチとロールに配分する疑似6軸制御や,微小振動をブーストさせるといったことも可能です(近日対応予定)。SimToolsと連携させることでモーションプラットフォームに対応した既存ソフトウェアを楽しむことができます。UE4やUnity用のプラグインやサンプルプログラム等をまとめたソフトウェア開発キットは本ウェブサイトよりダウンロード可能です(順次対応予定)。

スペック表

揺動方向ピッチ・ロール 2軸
最大揺動角度±13 ° / ±18 ° / ±22 ° / ±26° (2軸共)
搭乗人員1名
最大搭乗重量100kg
揺動角速度±26°: 34.8°/s~ ±13°: 36.8°/s程度
最大揺動加速度±1G程度
定格消費電力156W
装置重量±13°:44.1kg~±26°:45.7kg
入力電圧AC88-132V/AC176-267V(切り替え式)※海外使用可
PCとの接続方法USB1.0 x1本(本体付属)
制御ソフト対応OSWindows10
他ソフトとの連携SimTools/Unity/UE4/VS2019/MATLAB等のUDP通信方式
対応シートレールPlayseat シートスライダー/STRASSE シートレール
カラーレッド/スカイブルー/若草半透明
本体サイズ(幅×奥行)  フットレスト無し(740×740mm)
フットレスト取付時(740×915mm)
基本セット内容モーションベース本体(ACコード・USBケーブル)
フットレスト
シートレール取付用プレート
荷締めベルト
※シートレール・サイドステー・シートは付属しません
オプション
(順次対応予定)  
推奨シート(シートレール付)セット
ドライビングシミュレータ用拡張フレームセット
フライトシミュレータ用拡張フレームセット
シートベルトセット